内容説明
患者さんとコミュニケーションがとれなくて悩んでいるとしたら、「患者が心を閉ざす12の対応パターン」に当てはまる行動をしていませんか?コミュニケーションを円滑にしているつもりでも、患者さんのために自分を犠牲にしたり、「患者の心の声」を切り捨ててはいませんか?この本には、看護者も患者さんも無理なく、心のキャッチボールをする具体的なたくさんの方法が提案されています。
目次
なぜ看護者になろうと思ったか
看護者の神話、期待、役割演技
行動の四角形
コミュニケーションをはばむ対応のパターン
能動的な聞き方
心の声を引き出す能動的な聞き方の効果
心の声を引き出す能動的な聞き方の例
出産、誕生時のかかわり
感情は一過性のもの
患者のインフォームド・チョイスを援助する
聞き方によって相手の対応が変化する
人生の所有権を侵さない
能動的な聞き方を正しく行うには
率直な自己表現とは
問題なし領域で患者に送る「わたしメッセージ」
非受容領域では、「対決のわたしメッセージ」
環境を改善する
勝者も敗者もない第三法で対立を解決する
患者同士の対立をどう解決するか
価値観の対立をどう解くか