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内容説明
技術大国ノイエは、国の技術を駆使して作られた機械人形を「神」とする。神のメンテナンスを担う「管理者」は有能な科学技術者で、ノイエの総括者でもあった。新しくその任に就いたのは先代管理者の孫であるレイ。彼の手によって目覚めた神・セルガは、密かに痛覚と官能を搭載される。レイは神への復讐を遂げるために管理者となったのだ。長く胸に澱む狂気に駆られるまま神を貶めるべく、レイは痛みも官能も知らなかった神に快楽を植えつけていくが―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
辺辺
23
積本崩し。いや~、面白かった。沙野さん、攻めてるね。純粋無垢な機械人型セルガと彼に異様な復讐心を抱く管理者レイ。基本なベースは凄く純愛で、人間と機械の間に愛は成せるか?の処が読むにつれてその変化が魅力的でたまらないはずなのに、だがどっこい、受に責められる攻ってだけでは飽き足らず、触手まで攻を攻めてるとか、斬新過ぎる♡責められる快感を攻が学習し、それを後に受に使うとか、成程そういう使い方もあるんだな、笑。相も変わらず斜め上を行ってるよ、笑。悪趣味な触手ぺちぺちの最終巻にしては一番エロエグい。絵師・笠井絵も◎2019/07/18
なみ
15
神シリーズ3部作の締めくくりにふさわしい内容だった。触手シーンはびっくりよ♡攻のその体験が後に(私の)萌えに繋がりました。2019/06/29
さとみん
5
動機はともかく、神の調教が結果として「神様を人間にする」ことになったのが面白い。三国それぞれの内情を反映した神制度が興味深かったから、神がいなくなった後の世界も見てみたい。2019/07/06
もふもふウサギ
3
3部作最終巻。機械人形が神となっているノイエが舞台。輝土、ガラと神制度を廃止する中、ノイエは神制度存続を訴えていたのはなぜかと思っていたけれど、納得した。人間であるレイと機械人形であるセルガがお互いを想う心が純粋。触手はこう来たか…!という感じ。3作の中で一番すごい働きしていた。2019/09/16
tanya
3
シリーズ買い。神と管理者の関係より、機械が人に近く方が気になってしまい・・(余談)。お話はレイがセルガにこだわり続けた執着愛に感じました。双子の役割がナイスです。楽しく読了。2019/08/30