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内容説明
法学部でバイの浩一は、斑鳩准教授の講義が好きだ。20歳以上年上でダンディな斑鳩は、既婚者で決して手の届かない人。けれど浩一は斑鳩を不埒な妄想をしながら慕い続けた。しかしある晩、ハッテン場で教授が若い青年を買おうとする姿を目撃する。衝動的に浩一は「代わりに俺を買ってくれるなら誰にも言わない」と教授を脅すが―?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そらねこ
16
面白かった!けど失敗した~~!後半読んで初めてこれはスピンでは…💦と気付いた次第です…苦苦苦。女装とかオネェにシフトするとは序盤、全く思わなかったし、どちらかというと苦手。でも小説としては凄く良かった。そしてBLが萌えを求めるものであるならBLでは無いよな…と。これはトーマの性を巡る根源的なアイデンティティの話、それを巡る恋のだった。性的マイノリティーの中には女装癖があっても女性が好きとか女装しても工事はしないとか私には理解し辛い事も多々あるんだろう。ちーちゃんの話が哀しくて辛い。2019/05/02
辺辺
16
積本崩し。レーター狙い。辛口御免。オネェって地雷になりつつあるなと自覚した一冊でした。男は男らしく、女は女らしくという家訓の元に、表面的な処ではなく、ホントの女になりたかったら、まず内装工事も済ませてくれよと個人的に切に思う。ただし、小山田あみさんのイラストは素敵。この頃の綺月さんの作風はどんどん合わない方向にいってるようで、初期のものが好きなだけに凄く悲しい。はい、ドナ本行き。以下自粛。2019/03/06
あやめ
5
前作の狂言回しのスピンオフ。過去編がてんこもりで満足感あり。2018/08/05
tanya
5
トーマの高校から弁護士事務所開設までの波瀾万丈な物語でのめり込みました。斑鳩教授が現れたタイミングも良かったのでしょうね。その後の2人が上手くいって最高。楽しく読み終わりました。2018/07/16
みもざ
5
躁鬱なのかな ふり幅が大きい。安定したものが見つからない。表現したい闇はなんとなく感じるけど、以前の著者より表現が荒っぽく思う。2018/07/05