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内容説明
浅草のカフェに勤める美少女・ナオミを引き取ったのは、君子と謳われる会社員の譲治。彼女を大いに教育してやって妻に貰い受けても差支えない―そう考えていた。譲治の思惑通り、ナオミは成長するにつれますます美しく妖艶に育っていく。しかし同時に彼女の持つ魔性が花開き、いつしか譲治はその肉体に隷属させられていき―。破滅への道行きを描いた耽美主義の最高傑作が登場!声優・岡本信彦が紡ぐ名場面抜粋の朗読CDを封入。
著者等紹介
谷崎潤一郎[タニザキジュンイチロウ]
1886年、東京生まれ。東京帝国大学国文科中退。生涯を通して多作であり、国内外でその芸術性は高く評価された。「痴人の愛」は耽美主義の代表作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そら
5
谷崎潤一郎さんの小説は初めてでした。君子と呼ばれていた結構裕福なサラリーマンの譲治さんが、カフェに勤める美少女ナオミさんを引き取って。自分好みに教育して、ゆくゆくはお嫁さんに...。お嫁さんにはなりますが、まー、そう思い通りにはならないよねって感じなんですが。すごかったです。いろいろ。結構厚めの小説でしたが、ぐいぐい読めてしまいました。他のも読んでみたいなー(∩´∀`∩)。2020/04/29
かのこ
1
なんてくだらない話なんだと笑いが込み上げた。 ナオミの清々しいほどのクズっぷりと譲治のダメっぷりに、イラッとしつつもとても面白かった。 なんだかんだで両想いっぽいし、滑稽だけどこれもひとつの愛の形だね。2016/08/18
かな(^^)よ
0
☆5.02019/02/04
星野紗奈
0
友達が「やばい」と言うので、気になって読んでみた。ドロドロで面白かった。冷静に考えたら気持ち悪いと感じるところもあったが(笑)、表現が綺麗だから読みやすかったように思う。2018/06/15