内容説明
英国伯爵のジェラルドには、ずっと想いを寄せている相手がいる。幼なじみで、現在は専属ソムリエとして自分に仕えている小山晴尚だ。幼い日、身分差から一度は引き裂かれた相手だが、晴尚は逞しく成長して戻ってきてくれた。だが、伯爵という立場を慮ってか、晴尚はジェラルドの告白を躱してばかり…晴尚さえいれば地位も名誉も何もいらないというのに…業を煮やしたジェラルドは一計を案じ―!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たべもも
28
★★★★☆。お子様な前作の直後に読んだからか、こちらも幼なじみ同士なのですが切なさがあって良かったです。冒頭はキレキャラの受けに辟易しましたが、過去の出来事を知ると切なくて…。ワイン探しのお話も興味深く、更にそこから受けの両親のお話に繋がっていく頃にはすっかり浸ってまさかのちょい泣き。このお話で泣くなんて想像つきませんでした…。涙腺弱いのか??予想外に面白かったです。2015/04/07
nono
8
BL。「英国貴族に愛されて」スピン。前作のイケズな兄の愛の顛末。貴族として身内の愛に飢え、幼い頃から身近にいた晴尚に好意を抱くジェラルドの愛を求める闘い!?^^ワインの蘊蓄や伝説のワイン等、思わぬ楽しさもあり、今作は良かった。途中ジェラルドが母に「好きな人がいるんです・・・」と打ち明ける件は思わず貰い泣き。ツンツンしたジェラルドの思わぬ可愛さと、ワインを巡る謎を堪能。楽しく読了。2016/08/12
しちし
8
前作よりも今回のがだんぜん良かった! 何度かホロリとなりました2015/06/09
hinako
6
★3.7 美しい表紙と、幼馴染、伯爵、ソムリエ・・・というのでカーッとなって購入。うーむ。勝手に想像したとはいえ、受が私の想像したような美人でもクールビューティでもなく、何だか一人でノリツッコミ(ただし外には出ない)している愉快な人だった・・・。あんまりしっとりした感じがなかったのが残念。途中まで話が結構が中だるみしていた感があったけど、最後の方はよかったかな。違う話のスピンオフなんですね。でもその本を読みたいと思うほどではなかった。2015/03/31
おかめいんこ
5
最初なかなか読み進めなかったけど屋敷を出てからはサクサクと進みました。前作は読んでないけど何となくわかる感じで読まなくても大丈夫かなと…(苦笑)2015/04/17