内容説明
出会って、すぐに心を奪われた。誰もが惹かれ歓心を得たいと思う、美しくて傲慢な男。望はそんな男を愛してしまった―。大学の写真学科を中退し、海辺の町にある写真館を継いだ望。それは想えば想うほど、高慢に振る舞う残酷な恋人・櫂人と別れるためだった。だが三年後、カメラマンを目指していた櫂人が、事故に遭い半身不随となったことを知る。彼の孤独を知りながら、愛していながら、自分は逃げだした―。後悔の念に苛まれた望は、櫂人に救いの手を差し伸べるが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
13
最後まで読んでも攻めの魅力がよく分からなかった。半身不随(期間限定)となったから美談を(無意識に)装って改めて自分の手のうちにおさめようと思って行動しているようにもおもえて、素直に感動できなかった。砂漠に水をまくような恋愛は少なくとも対等な恋愛じゃないと思う。まあ、最終的には双方がそれで納得できたら何でもいいってことなんでしょうけど。2012/06/04
りんご☆
9
読了 センチ系2015/08/26
ちびのすけ@灯れ松明の火
8
切なかった。剛しいらさんは内面を描くのがうまい。人の愛情を信じられない櫂人と、ひたすら彼を愛する望。一度は辛くて逃げ出した望が櫂人の怪我で改めて自分の気持ちに向き合ったり、叱咤激励してやる気にさせたり…1冊じゃなくもっと読みたかった。倍くらいの厚さでもいいくらい。元気になったら出て行くかもしれない櫂人をそれでも寝たきりよりはいいとひた向きで健気な望に涙。そして、歩いた記念日のレストランで「望を失いたくないんだ」の櫂人にまた涙。泣かされました(T_T)2012/01/08
メグ
7
一部の大学生編ではダメすぎる攻めを初な受けでは受け止め切れず受けが逃げ出して二人の関係は一旦終了します。数年後の二部では下半身不随になった攻めが昔より子供っぽく見えて、精神的に成長して強くなった受けとのバランスが良くなったように思います。まだ少しだけ不安定かなと思う終りでしたが、新たな関係を築いていこうとする気持ちが二人ともに感じられ思ってたよりすがすがしい気分で読み終えることができました。2012/05/03
ムラ
6
相手の忍耐を試すように横暴に振る舞う攻めと、一度は逃げたものの戻って来て攻めに献身的に尽くす受け。破れ鍋に綴じ蓋カプ極まれり!って感じでした。後半で受けが「人に尽くすことを生き甲斐にしている」と評されてますが、言い得てるな~と納得してしまいました。切ない系にも取れるお話なんですが、あんまり切なさは感じなかったかも。でも最後まで飽きずに読めて、面白かったです。特にラストが良かった~!!ハッピーエンドのような微妙に不穏な影があるような…このカプ大丈夫かな~?なんて思いつつ…ぐっときてしまいました(笑)2013/09/02




