内容説明
真面目な数学教師・鮎川は、官能小説家の親友・不破の仕事を手伝うことになる。自分を庇って利き腕を骨折した不破に口述筆記を申し出たのだが、彼の唇が快楽の世界を紡ぐほどに不破を意識してしまい、頭も心も大混乱!!よみがえるのは数年前のきわどい記憶―不破からの濃厚な口づけ、熱い指先…。ずっと友人でいたいから、あの日をなかったことにしたのに…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たべもも
36
★★★☆☆。積本崩し。元同級生モノ。受けが真面目で晩生で攻めとの恋愛に尻込みするのも仕方ないとは思うけど、結構攻めが可哀想。攻めがいいキャラだったので、グルグル受けには疲れたけどさらっと楽しめました。編集さんのスピンの方が面白そうだな。2015/05/20
メイ&まー
33
旧版既読なので、今回は不破視点の書き下ろしのみ読みました。不破視点だと、鮎川がひとりぐるぐるして、突然ぽーんと飛躍した考えをするのがよくわかって面白かったです。大事に世話をした青い鳥を逃がさなくてはいけなかった不破の少年時代と、鮎川への想いが重なって切なかったです。でも幸せに溢れててよかった。2011/01/05
マッコリ
30
旧版は手放しちゃったけどスピンオフを読むために新装版を読んだらおもしろかった〜。不破は待てができる我慢強くて賢い犬すぎて鮎川がGOを出さなきゃいけないんだからそりゃぐるぐるしちゃうよねぇ。犬と猫で2人ともご主人様気質じゃないもん(笑)想いが通じたら即ベッドイン!な作品が多い中じれったさが新鮮で楽しめました。不破目線の書き下ろしも良かった♪2011/06/27
ちるる
20
『捨てていってくれ』既読。こちらも派手さはなくてもしっかり面白い。口述筆記をきっかけにするだけじゃなく大学時代の誓約書エピが効果的でした。ずっと見ないようにしてきた想いに再び突きつけられる羽目になった受の混乱が納得できる。おまけに引くべきときは引き、追うべき時は追う攻がすごく格好いい!高遠さんの文章が好きなのですが猫の仕草が何気に愛らしいのも気に入ってます。沖屋さんの名前の由来には笑ったw2011/04/10
リリー
15
面白かった♪官能小説家×数学教師をしている大学の同級生。題名から、妄想癖がすごい小説家のドタバタエロコメディかな〜と想像してましたが、案外真面目な終わり方でじんわり温かい気持ちに。受けが少し子供っぽく攻めを振り回すけど、私は問題なく面白く読めました。2015/05/26
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