内容説明
「滑り終わったら、その花、投げ込んでよ」ライバルの怪我で、オリンピックの切符を掴んだ隼。天城に見守られて、決戦の地へとやってきた。乱れていたジャンプのタイミングを取り戻してスケーティングも絶好調。だが、天城の様子がおかしい。隼のわがままを受け止め、惜しみなく愛を注ぐことは変わらないが、人前でキスを仕掛けたかと思うと、急にそっけない態度。歓声に迎えられ隼がフリーを滑り終わると、天城は姿を消していて!?―海を越え、天城を悩ませる極道の因縁が迫る…!堂々、完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご☆
8
読了2016/02/05
みずほ
7
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 再読。初読はバンクーバーOP前。あれからもう3年もたったのかと感慨深い。テレビ放送があれば見る程度のライトファンで、特定の好きな選手はいなかったので、天城が隼のジャンプに魅せられ忘れられなくなった・・・というのがあまりピンとこなかったけど、その後ニースワールドの羽生選手の演技に心臓鷲掴みにされたので、今はその気持ちがよくわかる(笑) しかし、組長自ら兄貴をOP会場まで殺しにくるって、無防備すぎないか。弟頭悪すぎ。隼は次のOPもでるだろうから、来年続編でソチOP編でないかな2013/02/26
みずほ
7
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 後半のこの巻は、競技ルール等の説明や競技シーンの描写が多くて、無知なフィギュア好きの私には勉強になった(笑) 作者のフィギュアへの熱い思い入れが伝わってくる。この巻では、隼が前巻よりグッと輝いて見えた。最後のバイオグラフィーに、オリンピック後の世界選手権での隼の優勝が記録されていて、最後の良い締めになっている2010/01/14
桐埜
6
満足度:★★★★★ (KISSからの続き)この攻の存在が、いつしか受の精神的な支えとなっていくのですが…ひたすら受の事を考えて優しく見守る姿や、受の熱烈なファンで追っかけ(笑)と化している姿がとても好ましかったです。主なベースはスケートですが、そこに巧いバランスで恋愛要素を盛り込んであります。夢の舞台オリンピックで舞うように滑るシーンには堪らず昂揚。純粋にスケートを見るのが大好きなので、個人的にこの本はすごく読み応えがありました。最後の演出も凝ってておお!と感嘆。読む時は2冊纏めてどうぞ♪2010/03/26
わにこ
6
凄く面白かった!競技の内容や結果がいかにも作り話って感じがしなくてリアルでドキドキしたし、フィギュアの良さがぎゅぎゅっと詰まってた!主人公カプのラブラブっぷりも楽しいけど、小百合コーチや攻の部下など、みんなキャラが立ってて楽しい!2010/02/15