内容説明
原風景、激動そして創造へ続く全3部。菊地秀行かくしてありしかに迫る「特別」インタビュー。巻頭グラビア「キャラクター博覧会」。末弥純が描き下ろしたスーパーヒーロー群像。竹河聖・上野昂志・朝松健によるエッセイ。小説、エッセイ集、アニメーション、映画、マンガなどカラー写真によるバイオグラフィー。「魔界図書館」「全著作ガイド」全64ページ。菊地秀行ワールドの萌芽、短編小説「人でなし」。ライトアップ・コラム「キャラクター表」など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいとや
1
菊地秀行の大体90年代中盤までを網羅したビブリオグラフィ。丁度「ああ、この辺りまでは読んでたなぁ」という時期なんで、懐かしいというか新味は余り無し。既刊本の書影と背表紙のあらすじと同レヴェルの解説で嵩増しは頂けないが、それだけに1時間程度で読了。最近は自分にとって「菊地成孔の兄」なんで、来歴を語るインタビューが非常に興味深く、また未発表作品の『人でなし』に覗く「酒場の暴力」は菊地成孔の語るそれに非常に近似である辺りが面白い。これをブーストして一連の作品が著されて来たのだなぁ。2018/09/09
ちかもり@再出発
1
90年代半ば頃までの菊地作品ガイド。作家としては全盛期(?)の頃の、ファンブックですね。インタビューのほか、全著作ガイドなどがついており、初期作品を追いかけるには便利です。2010/09/25