内容説明
本書は、2年間にわたり住宅新報社の『不動産鑑定』誌に連載した“不動産鑑定実務講話・続鑑定実務講話”のなかで最も参考になる項目を取り上げ、その事案に対する対応の仕方、調査、交渉、評価とケース・メソードに基づき平易に解説したものである。弁護士、建築士、不動産鑑定士、宅建取引主任者等の専門職業家はもちろんのこと、ビル・マンションの管理、そしてこれからビル・マンションを企画・運営される方々にも広く利用されることを目的としたものである。
目次
第1章 営業補償
第2章 墳墓の移転・改葬の補償
第3章 線下地の補償評価
第4章 損失補償の最近の問題
第5章 借地権の空間利用の範囲―借地条件変更承諾をめぐって
第6章 借地権価格を所得税法の規定に依拠した評価
第7章 借地条件変更承諾料と土地の有効利用
第8章 訴訟事件における継続賃料の算定手法の問題点
第9章 区分地上権の評価
第10章 区分所有ビルの部位別積算とコストプランニング
第11章 区分所有ビルの設計・監理・施工
第12章 貸ビルの運営と管理