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内容説明
神話からみえてくる「日本人」の原点古代人は「死」をどうとらえていたのか。「神仏習合」は、なぜ成り立ったのか。「共同体」「タテワリ」重視はいつ始まったか。なぜ「和魂」は失われ、「大和魂」はすり替えられたのか。『日本書紀』『古事記』の裏側に潜む「書かれざる歴史」の真実とは?『記』・『紀』神話の原像から見えてくる古代人の鎮魂、罪、死生観。日本神話の実相を探求し、土着の文化と和魂を再発見する。
目次
第1章 書かれざる神話(日本神話のふるさと;空白への模索;神話探求のコース ほか)
第2章 神話の重層構造(『記』・『紀』の成立過程;三貴子の誕生;「大神」と称された地域の神々 ほか)
第3章 日本人のたましい(天つ神と国つ神;古代日本の罪意識;大祓の祝詞 ほか)
著者等紹介
上田正昭[ウエダマサアキ]
1927年生まれ。京都大学文学部史学科卒業。専門は古代史、神話学。京都大学教授、大阪女子大学学長を経て、中国西北大学名誉教授。アジア史学会会長、社叢学会理事長などをつとめる。現在、大阪府立中央図書館名誉館長、姫路文学館館長、島根県立古代出雲歴史博物館名誉館長、高麗美術館館長。京都大学名誉教授、大阪女子大学名誉教授。『日本神話』(岩波書店)で毎日出版文化賞、『古代伝承史の研究』(塙書房)で江馬賞を受賞したほか、大阪文化賞、福岡アジア文化賞、南方熊楠賞などを受賞。著作は単著のみで57冊、編共著・監修は477冊に及ぶ。2001年、京都府文化特別功労者。05年、京都市特別功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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