出版社内容情報
初版1984年の新装版。わたし自身が、いや、わたしたち夫婦が人生の岐路に立ったとき、好むと好まざるとにかかわらず、長女もまた、無意識のうちに人生の岐路に立たされていた。それが長女が、「父親にとって履歴書みたいなものだ」という所以である。長女をみれば、その父親の人生がわかるだろう。そういう意味で、長女には-もちろん、次女も、三女も同じだが-父親の思いがこもっている。
内容説明
父親は長女を見るたびに自分の人生を回想する。長女は、自分のなかに父親の影響を見いだす。父親の人生と長女の成長は、いつも対をなしてきた。昭和の名コラムニストが、長女的性格、長女的生き方を分析。
目次
第1章 長女は父親の履歴書(長女、誕生の日―若いお父さんは忙しかった;長女が泣いた日―きょうだいが生まれてしまった ほか)
第2章 長女父親本線に霧深し(長女は浮気の監視役(杉田かおるさんの場合)
長女が目覚めた(山口百恵さんの場合) ほか)
第3章 長女・次女・三女の行動学(長女の女らしさ;長女は母親と裏取引する ほか)
第4章 長女の条件、その性格(長女意識はさまざまだ;長女の損得計算 ほか)
第5章 長女よ、キミは自由なのだ(長女よ、わたしは本当におまえの父親か!?;長女よ、おまえは幸せだ ほか)
著者等紹介
青木雨彦[アオキアメヒコ]
1932年神奈川県横浜市生まれ。ユーモアとエスプリにあふれるコラムで人気を博した名文家。また、サラリーマン問題などの社会評論やミステリーを書き、1978年ミステリーにおける男と女の研究「課外授業」で、第31回日本推理作家協会賞を受賞。1991年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青
かや
ユミリ