内容説明
『噂の真相』の「撃」10年間の軌跡。権力とは何か。敵はどこにいるのか。まことしやかで、そのじつ空疎な言説に翻弄されない視座を獲得するために、歯に衣着せぬ痛快時評コラム集。
目次
1992~1993年表(好んで国家を語るくせに;特権的な「知」への優遇 ほか)
1994年表(新聞記者の怠慢は警察の横暴を追認している;自殺の時代に ほか)
1995年表(税関は何を禁じようとしたのか;哀れなオジサンの性意識 ほか)
1996年表(「村おこし」的文化事業は今もなお;破防法が果たす役割 ほか)
1997年表(問題をすりかえる「誇り」の論理;気楽な奴等だ ほか)
1998年表(天皇の前でのブーイング;近所のオバサンの愚痴レベル ほか)
1999年表(世界的ベストセラーの背後にあるもの;文学こそ犯罪的でなければならない ほか)
2000年表(「僕は毎日のように先生にほめられています」;思想家のマーケティング分析 ほか)
2001年表(天皇退位論を隠蔽する戦後史の詐術;「歴史」に否定されることで、死者は二度陵辱される ほか)
2002年表(「伝統的な身体感覚」など虚妄にすぎない;このネタは聞き飽きた ほか)
2003~2004年表(荒唐無稽な「芸術国家」論;修正主義者は薄闇をねらって跋扈する ほか)
著者等紹介
歪[ヒズミ]
文筆を生業としない勤め人。『噂の真相』におけるレポート数本
鵠[クグイ]
複数のペンネームと文体を使い分け、政治、経済、歴史から、文学、美術、スポーツまで、さまざまなメディアに登場して幅広い分野を横断する総合失調症的著作家。『噂の真相』には「撃」以外にも数多く寄稿している
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