内容説明
盆栽に必要なのは、「お金」でも「知識」でもありません。自然のままに生かしつつ、自然を超えた美を表現する―その精神が、品格と安らぎのある一鉢を生むのです。本書が伝えるのは、日本人が忘れかけた盆栽の「極意」と「粋」。手軽に、しかしあくまで本物に触れたいあなたが、「実用の美」を堪能できる格好の一冊です。
目次
第1章 盆栽が豊かな日々をもたらす理由(「鉢植え」では得られない魅力を知っていますか。;小さな鉢は、あなたを映す「水鏡」です。 ほか)
第2章 満足いく一鉢、その「選び方」「買い方」(「劣等生」ゆえに「名品」になることがあります。;まずは小ぶりの草もの盆栽はいかがですか? ほか)
第3章 簡単にして失敗しない育て方(「盆栽は難しい」は誤解です。;一番簡単で重要なのは、水やりです。 ほか)
第4章 手軽に楽しく飾るアレンジ法(盆栽ならではの「鉄則」をご存知ですか?;美しく飾る鍵は「間」にあります。 ほか)
著者等紹介
森前誠二[モリマエセイジ]
1959年、横浜生まれ。15歳で竹楓園に入門。十代後半は一心に修行に励む。20歳で銀座三越の竹楓園銀座店の番頭に。全国の愛好家の信頼を得るが、「何も知らない人にこそ盆栽の魅力を広めたい」と38歳ですべてを捨てて独立、「銀座森前」をオープン。価格や技術にばかり目を奪われる悪習を嫌い、古来より日本人が愛してきた盆栽の心を伝えることに情熱を傾ける。確かな知識と技術、そして現代感覚あふれるセンスと三拍子揃った稀有な存在として、盆栽通の各界著名人や名料亭からの指名が後を絶たない。今もっとも注目を浴び、盆栽界をリードする若き旗手である
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感想・レビュー
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