出版社内容情報
太陽活動と地球環境の関係を知るのによいのが、桜井邦朋『地球環境を作る太陽』と坂田俊文『「太陽」を解読する-環境問題の死角を探る』である。ただし、このどちらも、出されたのが少し前なので、「ようこう」以後の太陽物理学の成果は取り入れられていない.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』220頁、より)
内容説明
地球の全エネルギーを支配する太陽を知らずして、はたして地球環境問題の神髄への肉迫は可能か?センチメンタルな地球論議に終止符を打ち、21世紀にむけた地球環境のあり方を説く。
目次
第1章 太陽の事実を知る(太陽の一生とリズム;太陽観測の歴史;衛星からの太陽観測;太陽と地球をつなぐ磁場)
第2章 太陽に支配される地球(太陽黒点と人類;歴史を動かす太陽の力;太陽がつくる気象;太陽と海洋、そして人間)
第3章 太陽からの提言(太陽は地球環境を解くカギ;未来のエネルギーと太陽)
終章 人類が生き延びる技術のために(「食」の対策;「都市」の対策)