内容説明
危機的な状況にある教育の場で、教え子たちとともに、たゆまず真理の探究を続けてきたベテラン国語教師の実践記録と明日への提言。
目次
第1章 危機に瀕する日本の教育(教員の危機;子どもたちの危機 ほか)
第2章 教育はどうあるべきか(教育の目的と原点;教育基本法「改正」と憲法「改正」 ほか)
第3章 時代と世界に逆行する日本の入試制度(高度経済成長と受験競争の激化;1970年代の教育現場から―流れに抗して ほか)
第4章 教育の豊かさ、可能性―高校教育の現場から(自由と権利と民主主義;平和と教育 ほか)
終章 教育再生のシナリオ(「宇宙船地球号」での共生;これからの日本の社会―オランダをモデルとして ほか)
著者等紹介
折原利男[オリハラトシオ]
1950年8月、埼玉県久喜市生まれ。埼玉県立浦和高等学校を卒業後、73年、東北大学工学部卒業。76年、早稲田大学第一文学部(人文専攻)卒業。76年、埼玉県立熊谷高校に赴任(国語科)、7年間勤務。その後、県立春日部高校定時制に16年勤務、その間、春日部市立病院付属高等看護学院講師(文学担当)。久喜高校に移り、全日制に9年、定時制に3年勤務。現在も高校教育の現場に立つ。一方、文芸同人誌『AMAZON』に同人として参加し、小説や評論、ノンフィクションやエッセイを発表(創作の場合、筆名は折原周行、現在は森沢周行)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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