内容説明
アイヌ語研究20年の著者が、ついに日本語の深層を解く鍵をアイヌ語に見い出した。日本語とアイヌ語が「縄文語」から枝分れした言語であることを実証する注目の書。
目次
アイヌ語との出会い
アイヌとシサムの言葉
日本語にいちばん近い言語
語源分析法
沖縄の言葉とアイヌ語
「グリムの法則」と音韻対応
謎の言葉「タマス」を追って
「縄文語」の音―祖形再建の試み
時間の経過と言葉のずれ
「縄文語」と「弥生語」
語根の音韻対応
日本語に複数形はないか
動詞の構造を解明する
形容詞と名詞の起源
反対語の一致
不思議な言葉「あを(青)」
縄文紋様の謎
アイヌ語を介して「道」「港」「通り」の関係を探る
沖縄の地名とアイヌ語地名
まとめ―「からだ」という言葉をめぐって〔ほか〕