村の日記

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784795297821
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

南英の小さな村の12か月。草や木や鳥や虫と四季。大人の原型である子どもにとって喜びと驚異の源泉。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

シュシュ

27
田舎の小学校の女校長ミスリードの1年間の日記。とても面白かった。手元において時々読みたい。声に出せない心の中のつぶやきが、時に激しく時にユーモラス。子ども、教育、子どもと読書など私にとって興味のある話題が多かった。噂好きで鬱陶しい時もあるが根は温かい、個性豊かな村の人々。人とともに生きていくとはこういうことだと感じた。セレブな結婚をした学生時代の友だちを羨ましく思わない、自分の暮らしに満足しているミスリード。田舎暮らしの良い点は、孤独になれること、土に触れることのできること。2017/03/19

chocoうさぎ

2
「村の学校」から数ヶ月後からスタートする続編。今回は1月から12月までの村の学校の校長先生ミス・リードの視点で書かれた村の一年間の話。相変わらず楽しそうな村人総出の行事。今回はお芝居を婦人会でやる事になり、その配役や衣装などてんやわんや。楽しみが少なかった時代の田舎だけに、いい大人が結構真剣に参加しているところが微笑ましい。村の日常が綴られている中で、現代にも通じる様な教育問題や産業構造の変化によってもたらされた問題、老人が引退後引っ越した先での不幸、結婚問題など色々と語られる。温かい気持ちになれ楽しい。2021/07/21

あゆころ

1
赤のチェックの表紙の文庫シリーズだったこの本、図書室でいつも目の端に入っていたのに読んでいなかった事を思い出して借りてみる。村の人々の暮らしやキャラクターの丁寧な描写や人間模様を眺めるように追う穏やかな読書。この手のシリーズものの楽しみは子供達の成長や家族の形成でメインのメンバーが入れ替わっていく事、そして一作目を読み返して懐かしさに浸る事だと思っているので、今持っている第一印象を忘れないよう留めておきたい。2017/09/06

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