叢書・文化学の越境   3<br> 「みやび」異説―『源氏物語』という文化

叢書・文化学の越境   3
「みやび」異説―『源氏物語』という文化

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  • 商品コード 9784795290662
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C1091

内容説明

王朝美の幻想。千年ものあいだ日本の文学や文化に大きな影響をあたえつづけた『源氏物語』とは何か…その享受と再生の様相に各時代の文化の反照をさぐり典雅なイメージを逸脱する。この物語の逆説と王朝的「みやび」の命脈を検証して日本文化の核心に迫る。

目次

序にかえて 『源氏物語』という文化
1 『源氏物語』のパラドクス―光源氏と「みやび」幻想・座談会(小嶋菜温子;小林正明;土方洋一;吉井/美弥子)
2 転倒した『狭衣物語』―鎌倉物語『苔の衣』と『始源』なるものへの指向
3 源氏能とは何か―謡曲「半蔀」のドラマトゥルギー
4 江戸の源氏絵―初期絵入本から浮世絵へ
5 「物のあはれ」と勧善懲悪―宣長の『源氏物語』作中人物論
6 わだつみの『源氏物語』―戦時下の受難
7 「夢の浮橋」架橋考―谷崎から『源氏物語』へ

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