内容説明
本書は、21世紀でも起るであろう児童福祉ニーズの変貌、制度改革の方向、その基本的な在り方などについて、検討の素材が提供している。また、本書では、これから児童福祉を学ぼうとする学生、市民、児童福祉関係の人々にとって、その学習上に少しでも役立つことが出来ればと思い、これまでの概論書、入門書等のテキストから逸脱して、近年日本国内で見られた先行研究の文献、調査資料等の文献等をリストアップし、次の学習を目ざすステップとして活用できるようになっている。
目次
第1章 新しい児童福祉の視点
第2章 児童福祉の歴史
第3章 児童福祉の制度
第4章 児童の生活問題諸相
第5章 保育問題
第6章 児童養護問題
第7章 非行問題
第8章 ひとり親家族問題
第9章 障害児問題
第10章 児童福祉労働者問題
第11章 21世紀児童福祉の課題
著者等紹介
岡村順一[オカムラジュンイチ]
高知学園短期大学教授、高知大学非常勤講師、高知県保育士試験委員会委員、その他。主著に『新版社会福祉原論』(編著)、法律文化社。『児童福祉論』(共編著)、相川書房。『児童福祉のすすめ』(共編著)、中央法規出版。『子育てと子育ちの福祉』(共編著)、エイデル研究所。『現代の父親と子ども』社会福祉研究センター、その他
矢上克己[ヤガミカツミ]
1951年埼玉県生まれ。1982年大学院修士課程卒業後、清泉女学院短期大学教授。現在、金城大学助教授。主著に『北信越社会事業のあゆみ』清泉女学院短期大学叢書、1993年。『社会福祉研究入門』(分担執筆)、中央法規出版、1995年『日本社会福祉人物史』(上・下)、(分担執筆)、相川書房、1987、1989年
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