神の懲役人―椎名麟三 文学と思想

神の懲役人―椎名麟三 文学と思想

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784795279827
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

椎名麟三が目指したものは『神の懲役人』になることであった。―『日常の獲得』と『裏切りへの呵責』を手がかりに、初期作品からの思想の変遷をたどり椎名文学の核心にせまる。

目次

1章 謎の十日―原作『黒い運河』から『深夜の酒宴』へ
2章 原風景紀行―ユダ的心理と故郷回帰
3章 キリスト巡歴―ニーチェとドストエフスキーとキルケゴールの影
4章 神と民衆―『重き流れのなかに』から『邂逅』まで
5章 美しい自由(おんな)―小説は思想を超えられるか
6章 カフカ的不条理―『勤人の休日』と『復縁』の象徴性
7章 言語の限界点―カフカ、第三の自由、『懲役人の告発』など

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