内容説明
「脳梗塞による右半身マヒ・2級第一種身体障害者(要介護)」の患者が、病後5年、まだ器用には動かない左手で、本文、挿絵のすべてを書いたのがこの本である。不幸にして脳卒中に倒れたとき、患者および家族はどう病気に対処したらよいのか?そんなことが著者の体験を中心に具体的に記されている。しかし著者が本当に読んで貰いたい人は、まだ脳卒中の経験をもたない、中高年で働きざかりの健常者なのである。転ばぬ先の杖という言葉を想起してほしい。
目次
1 脳卒中の発病
2 脳卒中の再発予防
3 病苦からの立直り
4 生活改善をめざす
5 行動範囲の拡大
6 趣味でうつ病を防ぐ
7 生命を全うしよう