内容説明
第一線の執筆陣がわかりやすく解説し紹介する各国の文学事情、詩や短編の作品群、文学史年表。日本ではじめて東南アジアの文学を体系的にとらえた画期的一冊。
目次
1 タイ文学
2 ビルマ文学
3 ベトナム文学
4 インドネシア文学
5 マレーシア文学
6 シンガポール文学
著者等紹介
宇戸清治[ウドセイジ]
東京外国語大学外国語学部教授。1949年生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了
川口健一[カワグチケンイチ]
東京外国語大学外国語学部教授。1949年生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了
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感想・レビュー
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きのみ
3
「文学とは、統計や数学では明らかにできない、人間の内面に関わる営みである。ある時代と社会に生きた人々のことを知ろうとするとき、文学は、政治学や経済学、あるいは歴史学からは見えない、人間の生身の姿を浮き彫りにしてくれる。ー決して一般化、抽象化しえない人間の存在、統計や数字で表すことができない人間の生き方、それを問うのが文学。」 この言葉にもっと早く出会えばよかった。メモ2014/09/28
ぜっとん
0
背景を書いて作品という構成が非常に初心者に優しくて読みやすい。翻訳されている作品は少ないけれどすこしばかり読んでみようかなと思わせる程度には面白かった。2012/10/10