内容説明
いま、注目を集めるビルマ。その厳しい社会状況の中で、たくましく“現実”を描出する女性作家たち―。ビルマ最高の文学賞『国民文学賞』を四度受賞のモゥモゥ(インヤー)始めマ・サンダーなどベテラン作家から新進まで12人が、庶民の多彩な夢と人生を活写して“知られざる国”ビルマを浮き彫りにする1974年~85年の12作品。明日への希望をこめて綴ったビルマ『ミャンマー』の熱きアンソロジー。1986~88年、留学生としてビルマに暮らした日本人女性が、ビルマの出版事情や本書の著者12人に行ったインタビューについてリポートする。