内容説明
カンボジア人、台湾人、ベトナム人、フィリピン人、ラオス人、スリランカ人、ナイジェリア人、インド人、タイ人、イギリス人、中国残留孤児、韓国人、広東・潮州・福建中国人・南部・アフリカ系アメリカン、オーストラリア人、ロシア人、アルゼンチン・ペルー・ドミニカ・ブラジル・カナダなど日系二・三世、バングラデシュ人、東ヨーロッパ人、スイス人等々の登場。そして日本人がつめかける、神奈川県大和市の民間クリニック、珠玉の診療誌。
目次
a 生き生きと(シャーマン―陽気に、いつも人の輪の中心に;里帰り―腕のよいコックも人がよすぎて ほか)
b お国柄(高齢者の移住―ものおじしない風格、でも帰国してお寺のボランティアを;点滴大好き―精神的・心理的療法 ほか)
c ことば(英語―南部なまりに降参;お母さんの不安―安堵したクリニック内の北京語 ほか)
d 国際化(結婚―日本で働くために;大変身―出産後は、なにごとも乗り越えて ほか)
e その経済(幸せ―国と日本のどっちに;自立―がんばり屋さんのハンディ ほか)
f 移民二・三世、残留孤児(日本国籍―故国にもどった母と子;ドミニカ移民―日本のクリニックで出会った移民同士 ほか)
g 宗教・民族・世界(民族紛争―人々は外国では助け合い;宗教の壁―経済格差の背景 ほか)
h 診察、治療(胃がん―仕事が楽しいと言っていたLさんだが;膝の痛み―相性が悪い立派な体格 ほか)
i 女と男(ブンちゃん―ご主人帰国でタガはずれたか;勝負あった―明るく落ちつき払って赤ちゃんと ほか)