内容説明
マンションという名の建築物は、一見頑丈な造りで大きな資産価値を伴いますが、経年劣化は避けられず、一定の周期ごとに大規模な修繕を行なうことがどうしても必要となります。そこで管理組合は長期的な維持管理の方策を立てるのが普通です。そのための計画をどう立て、どこをどのように、いつ修繕するのが適当なのか―本書は、修繕計画が話題になったその日から管理組合の役員さんを悩ませる、そんな疑問のすべてに答えるための一冊です。
目次
管理組合と計画修繕(こんなにたくさんある管理対象物)
計画修繕のあらまし(建物を修繕するために)
マンション・ライフの大道具としての設備(設備をフル稼働させる)
屋外環境を活性化する(屋外にある管理対象物のリフォーム)
長期修繕計画の立て方(修繕計画が必要なこれだけの理由;長期修繕計画の作り方)
調査・診断のすべて(修繕計画を左右する調査・診断)
計画修繕の実施計画から完了まで―外壁工事を例として(まず修繕の必要性を判断する)
総合的な屋外環境改善のために(考えておきたい屋外環境の将来像;〈環境改善〉基本方針の設定)