内容説明
スターリンは4世紀半の間、ソ連が後進国から超大国へと変貌していく様を見つめながら、その上に君臨し続けてきた。彼はソ連を世界で最も巨大な国家に作り上げただけでなく、報道機関や人民を自由に操り、歴史すら自分の要求に合わせて書き換えた。また彼は、第2次世界大戦中、民主主義国家の貴重な同盟国であったソ連を、“鉄のカーテン”を下ろすことによって、彼らの最も恐るべき敵国に変えた。どのようにしてこの男が、革命のうちで生まれた国家を組織化していき、同時に国民の期待を裏切っていったか、そしていかにその下で人民が苦しみに喘いだか、著者アルバート・マリンはぞっとするような語り口でそれらを描き出している。
目次
プロローグ レーニン廟
第1章 反逆者
第2章 権力への階段
第3章 労働者の楽園
第4章 恐怖の粛清
第5章 大きな誤算
第6章 大祖国戦争
第7章 闇の中に
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