内容説明
戦後42年、日韓キリスト教は同じ極東に位置しながら、全く異った道を歩んでいる。日韓の相違、現状と課題、今後の方向性をあますところなく示してくれる好著。また日韓キリスト教の危機を鋭く分析した警鐘の書でもある。両国キリスト教を展望する上での必読書である。
目次
第1部 日本におけるキリスト教の受容とその展望(現代日本の宗教事情とキリスト教の宣教;キリスト教の宣教と土着化;日本における土着化の諸問題;清明心とRectitudo;今日のキリスト教の教会的・神学的問題)
第2部 韓国におけるキリスト教の受容と展望(現代キリスト教の教会的・神学的問題;対抗文化としての伝統的宗教心性;韓国におけるキリスト教の受容とその性格;韓国におけるキリスト教の現状とその将来;現代キリスト教の社会的・文化的問題)
第3部 特別講演 アジアへの期待(太平洋時代と人類の霊的生命に対するアジアの貢献;現代神学の傾向とアジアキリスト教の貢献)
第4部 座談会 戦後日本のキリスト教