内容説明
この話は「国東半島」の山間の部落が舞台になっています。戦時中から戦後にかけて、遊ぶ暇のなかった子ども達は、大人の目を盗んで、どんなささいなことでも手当たりしだいに遊びに変えてしまうのでした。これは、そんな子どもたちの物語です。
目次
春の章(春の詩;フクちゃん人形事件;宝の珠;ホイト退治)
夏の章(夏の詩;頬の傷痕;「岩ぁーだよ」;権五郎蜂)
秋の章(秋の詩;精霊トンボ;猿飛佐助;験し斬り)
冬の章(冬の詩;不思議な玉;従いて来ーい、ついてこい)
付録 「国東半島・堅来谷の方言集」