内容説明
この本は、「料理人の実態って、なんだろう」というクエスチョンに、かなりのところまで、答えられるように思います。ここにあるのは、たんなる個人の意見でなく、洋食の料理界につたわる、職業上の方法論でもあるし、人間の知恵でもあるし、脈々とながれる、料理人としての意識でもあります。
目次
若き料理人へ(料理人をこころざす人の条件;料理人の必須条件;料理人の時間は;上に立つ者の役割;料理人の顔;料理人の幸福と不幸)
料理人の五感(視覚;聴覚;嗅覚;触覚;味覚;とくに料理人の舌)
メニューのまえに(洋食のコースとメニュー;食事のスタイル;ひとりの分量;栄養素とカロリー;オードブルとスープ;メインディッシュ;ステーキとポワレ;じゃがいもと野菜;グリーンサラダ;デザート;デザートの決定まで;メニューの書きかた)