内容説明
口べただった山の子どもたちが、人間にとって本当に大切な事をテーマに、素晴らしい話を次々に発表していく異色の物語です。4年生から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
38
山の小学校の5年生は13人。小さな学校に通うのはお互いをよく知っているどうしなので、改まって皆に話すような事は無いと思っていたが、担任の先生が週に1回、皆の前で話をさせる時間を作りました。最初は慣れずに何を話してよいのやらでしたが、先生が色々と質問してくれるうちに、恥ずかしがらずに正直に話せるようになってきて、皆を感動させるような話がたくさん出てきました。5年生ともなると、しっかりしてきてます。大人が恥ずかしくなるような素直な受け止め方です。少し道徳教育っぽいところもありますが、良かったです。2017/06/11
Naomi
13
話下手の子どもたちのため、週に1回、1時間目の授業が「生活発表」になりました。最初は1分と話が続かなかった子どもたちですが、先生がする質問や、「身のまわりの、ありふれたことを、ありのままに話すのが1番。方言で話すのもいい」という言葉に、自分の日常を話します。表現も豊かになり、子ども自身が感じたこともよくわかり、深くて素敵なエピソードばかりでした。「人間の、ほんとうにかんじんで大切な根っこの問題は、先生もわからないことだらけなんだ。」子どもたちと一緒に考えていこうとする、先生の姿勢が素晴らしいです。2014/10/27
-
- 和書
- モンゴル語案内