内容説明
大いなるもの、確かなものを求めて。中学の教師と生徒という出遇いから半世紀、四十年ぶりの再会を得て始まった往復書簡。お互いの交友や身近な出来事を通し、自分自身を見つめ、生きることの意味、人生の意味を考え、問い詰め、自らの生き方を根っこから問い直す機縁を与えられた。
目次
1章 いのちの交感―往復書簡(映画『深い河』を観て;再会をかみしめて;内なるものの整理 ほか)
2章 共にアミダのいのちに帰ろう(仏のみ名を聞く;本願力にあいぬればむなしくすぐるひとぞなき;真の知識にあうことはかたきがなかになおかたし ほか)
3章 笹鳴の里(同窓会;ある日のプラットホームで;古里に根づいた生活をいとおしむ―合同句集『ささなき』発刊に寄せて ほか)