内容説明
大ちゃんこと原田大助君は養護学校高等部一年生。中学部の時、山元加津子先生と出会う。山元先生は大ちゃんの何げなくつぶやく言葉の一つ一つに大きく心をゆさぶられ、やがて二人で、そのつぶやきをもとに詩と会の創作活動を始める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
25
「さびしいときは心のかぜです」、素晴らしい言葉だと思います。心から溢れてくる言葉は、原田大助さんの視点と感性に育まれて心に響いて来ます。詩に添えた味わいのある絵も素敵でした。2021/03/30
ムーミン
7
ことばって、こんなにも美しく輝かせることができるんだな。発する人の心のありようがそうさせるのかな。だれに紹介しようかな。2016/07/01
ぱんにゃー
7
心が通じ合う事の大切さを痛感しました。ありがとうございます。2012/11/08
amaryllis
5
大助くんの言葉がいいなあ。表題にもなってる「さびしいときは心のかぜです。せきして、はなかんで やさしくして ねてたら 一日で なおる」もいいし「イライラするとな おなかのな 深いとこが 黒くなって かたくなって どんどんと きたなくなる気がする」なんて、鋭い感覚だなあと思う。ほかにも雪や海や、いちごの詩。「悲しい気持ちの時、地面が心臓をひっぱるんや」絵もいい。たびたび読んで、心のお掃除したい。2010/07/13
えびたま
2
元気になりました。2013/03/30