住まい学大系<br> 栖十二

住まい学大系
栖十二

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  • サイズ B6判/ページ数 255,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784795221444
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C1370

内容説明

「帰還する場所の不在、それも語りつくされました。だから“栖”をさがして旅をするのです」建築家が住宅を設計するということ。それをつきつめていくと、みずからの“終の栖”に至らざるをえないのだが、それは自己撞着的な不可能な行為だと、著者はいう。そこから見ると、世界の住宅建築のマスターピースと目されているものとはまったく別のリストが浮かびあがってきた。思いがけない特異で軽妙な書簡体によってはじめて明かされる、住まいの真実の姿。磯崎新が、住まい学大系第100巻の区切りに贈る書き下ろしエッセイ。

目次

「カサ・マラパルテ」クルツィオ・マラパルテ
「母の小さい家」ル・コルビュジェ
「ミュラー邸」アドルフ・ロース
「ラ・マルコンテンタ」アンドレア・パッラディオ
「ヒル・ハウス」チャールズ・レニー・マッキントッシュ
「ロクブリュヌ E1027」アイリーン・グレイ
「メルニコフ邸」コンスタンティン・メルニコフ
「ストンボロウ邸」ルートウィッヒ・ウィトゲンシュタイン
「サミュエル・フリーマン邸」フランク・ロイド・ライト
「孤篷庵 忘筌」小堀遠州
「レイクショア・ドライブ」ミース・ファン・デル・ローエ
「ルイジ・ノーノの墓」磯崎新

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kthyk

18
挽歌集の最終章は「幻影=消えた」だが、この書はベンヤミンの言うファンタスマゴーリーを追い続けたモダニズム建築家たちの住宅集。ネット時代のイメージとは異なり、著者が「宿命の女」マリリンを自ら定規化し、実在化したように、作品は全て自筆図で描かれた短編小説集。全編興味深いミステリー。ゴダールの映画・軽蔑がその建築の秘密を暴いたカサ・マラパルテ。建築レイプ事件となったアイリーン・グレイのロクブリュヌE1027。トラクタートゥス(沈黙)の立体化を実現した建築家ウィットゲンシュタインのストンボロウ邸、この三編は秀逸。2023/02/18

引用

2
弊学では誰もそんなことを言わないけれどたしかにミースはテクノニヒリズムと呼べるなにかがあるかもしれない、、、2020/07/17

TAKAMI

2
磯崎新が、世界の12の住宅について語る。「棲む」ということを、どのように考えるのかということについて、巨匠の見方に感銘を受ける。特に小堀遠州をはじめとする茶室のものの見方をより深く読んでみたいと思った。2015/02/23

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