内容説明
又五郎自叙伝の忠実な訳文と詳細で興味深い解説に、当時の地図と年譜を加えた改訂増補版ついに完成。波瀾万丈の時代を共に生きた国定忠治・清水の治郎長も登場。そして、やくざとは何かジックリ考える。
目次
2足わらじ間の川又五郎―間の川又五郎自叙伝の現代文訳とその注解(博奕打の群に入る;親分の起こした喧嘩に加わり、越後へ押し出す;八州回りに追われ、関東各地を逃げ回る;善光寺町で暮らす;子分銀蔵の心え違いによる殺人事件;善光寺大地震と和田宿彦太郎の喧嘩;贋札犯護送の帰途、子分才吉殺害さる;松代騒動の最中、上州岩鼻県召捕りの強賊護送を手伝う;又五郎、長野県官員となる;破牢凶悪犯を、清水の治郎長など諸国の友人の力を借りて召捕る ほか)