内容説明
「教科書が教えない歴史」など、自由主義史観研究会会員として活躍中の著者が、文芸、演劇、絵画、詩歌、音楽などの作品を渉猟。政治、外交、情報、思想ばかりでなく、大衆メディアの形成という視点から日清戦争の文化的側面を論じたユニークな歴史エッセイ。日清戦争のパノラマ。
目次
日清戦争100年
木村毅と『大本営』
下関条約から百年
「教科書が教えない歴史」から
清仏戦争の日本に及ぼした影響
『安南戦争実記』をめぐって
日本近代文学における日清戦争の意味―鉄幹
一葉・独歩を中心に
煙も見えず雲もなく―日清戦争と大衆・兵士・軍歌〔ほか〕