内容説明
宗教がその存在価値を如何なく発揮するためには、宗教の自由が保証されなければならない。今日の共産圏は、表向きは宗教の自由をうたいながら、不当にその自由を踏みにじっている。本書では、共産主義がいかにして宗教の本質を歪め、宗教そのものの抹殺を謀ろうとしているかを、鋭く分析した。
目次
はしがき
共産主義の世界戦略と宗教
ソ連の宗教政策
中共の宗教政策
チベットにおける中共の宗教政策
チベット仏教弾圧の実態と背景
北朝鮮の宗教政策
ラオスにおけるベトナム化政策と宗教
中南米における解放神学とその歴史・政治・経済的背景
ドストエフスキーにみる宗教と政治
聖徳太子にみる宗教と政治
宗教と政治の本来的関係の探究