内容説明
子どもに生きる力と誇りを育んでいく。親と子の心の迷いに寄り添う臨床心理士が贈る、子育てを楽しむ絵本の活用法12のメッセージ。
目次
第1話 あるときはねずみのおかあさん
第2話 「わたし」の発見
第3話 絵本が心の扉をノックする
第4話 絵本はタイムマシン
第5話 スタンド・バイ・ミー
第6話 ものわかりのよい「上の子」の憂鬱
第7話 夢の国で待っていてね
第8話 子どもの「不思議」に向き合う
第9話 サンタは本当に来るのかな
第10話 子どもが誇りを感じるとき
第11話 「あな」で過ごす時間
第12話 巣立ちのとき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっこ
31
臨床心理士が語る絵本の世界の大切さ。読み聞かせしてもらった記憶や、一人静かに物語の世界へ没頭する時間。それはきっと子供を育てる大切な栄養素になるはず。水遊びを楽しむ息子さんに『水泳教室に行ったらもっと上手になるんじゃない?』というと、『いやだよ。帽子の色で分けて並べて比べられるなんて』と返ってきたエピソードが印象的。大人からしたらお遊び目的の習い事でも、子どもから見れば自由度の低い管理された場になる。なるほどな〜と納得です。今の子どもは忙しいけど、誰にも邪魔されない自由な時間を大切にしたいと思いました。2023/04/17
べるめーる
21
総合病院の小児科で臨床心理士をしている方が書いた絵本とのひととき。『絵本はタイムマシン』という章が印象に残った。思春期で揺れ動く時期、大人に反発しながらも不安で、でも素直になれない少年が、昔泣き虫だった自分を奮い立たせてくれた絵本に再会し心を落ち着ける様子に、絵本の力を再認識。『幼児期に過ごした楽しい「時」の思い出が、自分を取り戻す大きな支えになる』という作者の言葉、身に覚えがあって共感した。『幼児期に自分がどれだけ大切にされていたかがしっかり胸に刻まれている子どもたちは、きっと大丈夫。』幼児期は重要だ。2013/08/10
さく
7
読みやすかった。2025/01/29
岬
1
話の中に絵本がたくさん出てきた。ほとんどの本が読んだことがある、あるいは聞いたことがあるような本で、「あ、意外と読んでるんだ」と驚いた。私たちはきっと絵本でいろいろなことを学んでいるんだろう。2012/04/29
tomo
0
絵本には魔法の力があります。親にたくさんの本を読んでもらいました。自分の子にもたくさんの本を読みました。親子で一緒に本を読んだ時間は幸せな時間でした。2013/11/29
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