内容説明
産業革命以前のイギリスの庶民の生活、文化をたどるとき、住宅はその軌跡を克明に伝える身近な例といえよう。なかでも「仕事と生活」の関係は「住まいと暮らし」に反映され、独自のスタイルを生みだした。それはそれぞれの地域、環境に順応し、住宅の形式として明確に表現される。現在では耳慣れた「ホール」「コテージ」「ロフト」そして、「テラスハウス」などの名称もこの当時使われ始めたものである。地域環境と人々の生活、職人の伝統と技術の歴史、法律やデザインの変遷、素材の多様性など、イギリス住宅の原形とスタイルをたどる小住宅史。
目次
第1章 自由農たちのホールハウス
第2章 煙突の登場
第3章 勤勉な家
第4章 ジョージアンテラス



