内容説明
「住居学科」は、日本女子大学に設立されたのが日本最初である。過去四十数年、建築界を中心に多くの活躍する女性を輩出してきた。かつては女性であることが話題とされたが、道を切り拓いてきたパイオニアたちと、それに続く世代の幅広い活躍は、いまや「住居学」そのものの新たな可能性を社会に証明しつつある。生活や価値観の見直しが求められているいま、住まいを、建築を、まちを生み出す発想が問い直され、その教育が注目される。住居で学び、さまざまな分野に進出し、さまざまなライフコースを歩む卒業生たちのメッセージが凝縮されたリポート。
目次
日本女子大学住居学科小史
住居学教育の系譜
座談会 女子大学の損と得
ライフコース(15題)
データにみる住居学科卒業生
座談会 良妻賢母いまむかし
卒業生の職業領域(53例)
社会のなかで
関連年表(1901‐1993)