内容説明
身体の底に眠っていた動物的勘を蘇らせるトワイライトゾーン、ニューヨーク。いくつもの顔を持つ狐が微笑み暮らしの中に今もささやかな神々が棲むミステリーゾーン、東京。都市から島へ、街から劇場へ散歩や旅の制度から脱れて独自のルートをたどる感性が未知のニューヨークや東京を描き出す。
目次
疾走都市ニューヨーク
東京迷図
都市の漂流者
劇場
アスファルトの犬
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みーまりぽん
9
「住まい学大系」というシリーズを知り、ラインナップを眺めていたら大竹さんの作品が!ガチな建築モノばかりかと思ってたら、このような都市と劇場についての短文集も。 ニューヨークと東京での都市探検話と劇場・演劇に関する30年前の本なのだが、内容的には近年自分が読んでた本と重なっていて、渋谷川だったり下水道だったりあちこちの富士山だったりが取上げられていた。他にも地下鉄グラフィティやら薪能やらピンと来る話題が多くとても興味深く愉しく読了。しかし30年前か.. 違和感なく読み終えたけど情報的には30年前なのよね..2021/05/27
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- 和書
- 病歴と現症のとり方