内容説明
荘園領主や貴族が暮らした田舎の荘厳な館は、英国社会の縮図であるとともに生活様式の変遷をいまに伝える貴重な建築でもある。ホールから広間、やがて専用室に移った食堂のこと、親しい客との語らいは寝室でなされたこと、食堂は男性の応接間は女性の領域であったこと、パーラー、ギャラリー、図書室、クロゼットの目的など。社交やもてなしの歴史や部屋の用途やその名称の由来が詳細な記述によって興味深く知ることができる。
目次
第1章 権力の館
第2章 中世貴族の世帯
第3章 中世の館
第4章 エリザベス朝、ジェームズ朝時代の館
第5章 古典様式の館―1630‐1720年
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