内容説明
新大陸で織りなされた住宅様式のアラベスク。「ホーム」を求め、「アメリカ」を築いてきた19世紀から、「豊かさ」のイメージを装い、「快適さ」に満ちた20世紀へ。様式を喪失した日本の住まいに、脈々と影響を忍ばせてきたアメリカンホーム。その歴史を四つのキーワードからたどる。
目次
第1章 ホームを求めて(ホーム・スイート・ホーム;新大陸の住宅様式)
第2章 アメリカらしさを求めて(古代ギリシャとアメリカ;ピクチャレスクの美学;なつかしきわが家)
第3章 豊かさを求めて(南北戦争と中産階級;過剰な装飾;主婦がつくる家)
第4章 快適さを求めて(モダニズムと建築家;バンガローハウスの登場;消費社会のホーム)
第5章 現代に向かって(パッケージ・サバーブ;ランチハウス;ポスト・モダニズムの時代)