内容説明
第2次世界大戦後の混乱期のなか、キリスト教思想家・賀川豊彦の講演会を機に山梨の地に芽生えた高校生活動があった。ハイスクールYMCA(略称ハイY)と呼ばれたその運動は夏の「ワークキャンプ」を活動の中心に県下に広まりほとんどすべての高等学校に組織された。40年の永きにわたり連綿と続けられ「ハイY王国・山梨」と県内外から驚きの眼でみられた。多感な高校生が真摯な姿で続けてきた活動は何だったのか、なにが彼等をつき動かしたのか、現代の若者に問いかける、ある高校生活動の記録。
目次
第1部 夏休みの1週間
第2部 山梨の高校YMCA(ハイY)とワークキャンプの歩み
第3部 座談会 ワークキャンプの思い出
第4部 資料が語るワークキャンプ