手芸とエンパワメント―私たちが紡ぐもの

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手芸とエンパワメント―私たちが紡ぐもの

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794980649
  • NDC分類 594.9
  • Cコード C0036

出版社内容情報

女たちは家庭のなかでつねに手を動かしてきた。妻として、母として、あるいは社会を支えるために。手芸は女性に与えられた役割だった一方で、母と娘の縦のつながり、教室やメディアをとおした横のつながりを育み、居場所をつくり、女性たちを支える側面ももっている。誰かに捧げる手芸の時代から自分のための手芸の時代へ--。連綿と続く女たちのものづくりの歴史をひもとき、手芸がもつエンパワメントの力を問い直す。

「これは針を持つ私たちへのエールだ!」
神尾茉利(刺繍作家・美術家)

「手芸は手のひらからはじまる冒険であり、革命。
この本はそう確信させてくれる。」
松田青子(小説家)


【目次】

0.手芸とジェンダー 好きなのに好きと言えない
1.手芸に与えられてきた役割
2.「手芸家」たちの昭和
3.誰かに捧げる手芸/私のための手芸
4.「お母様方へ」――愛情と手芸
5.横のつながり 一緒に手芸をしよう
6.縦のつながり 受け継がれる手芸
7.ケアと手芸――周縁化された人たちの手
おわりに

内容説明

誰かのためから自分のために。手芸は私をつよくする。

目次

0 手芸とジェンダー 好きなのに好きと言えない
1 手芸に与えられてきた役割
2 「手芸家」たちの昭和
3 誰かに捧げる手芸/私のための手芸
4 「お母様方へ」―愛情と手芸
5 横のつながり 一緒に手芸をしよう
6 縦のつながり 受け継がれる手芸
7 ケアと手芸―周縁化された人たちの手

著者等紹介

山崎明子[ヤマサキアキコ]
1967年、京都府生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、奈良女子大学生活環境科学系教授。視覚文化論、美術制度史、ジェンダー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kayo

11
脱落。テーマが面白そうでしたがアカデミックな内容で私がアホで読めませんでした。手芸が流行中とネットでは感じます。でも私がやる側だから情報が流れてくるという気もします。私の周囲には手芸をする人はいません。性別問わず手工芸で生計を立てている人もいますが、男がすると職人と呼ばれて生業となっていて、女がすると手芸や趣味の範疇で稼ぐ種になるものではないというイメージがあって、それって何かおかしいなと昔から一人思っていました。その辺の意見がおそらく本書に書かれているはずですが、難しくて読めませんでした。ごめんなさい。2026/10/29

しろ

3
山崎明子さんの著作はこれまでも論文を読んだりしていたのだけど、とても面白かった。手芸とジェンダーという交差で研究をしておられるとのこと、なるほど、と。手芸愛と手芸なるものへの蔑視の間でもやもやされる感じ、著者ほどではなくても私も感じることもあり、個人的には刺激的な著作でした。おかんアートから現代美術まで紹介されていることもよい。石鹸のスワン…!「ものづくりのジェンダー格差」も読まねばと。「編むことは力」のような書籍も翻訳されているし、色々な方が手芸について語られるとよいな。2026/09/27

夏みかん

3
私は手芸が好きだ。でも手芸が好きであることにずっと言葉には言い表せない引っ掛かりを感じていた。それが言語化されていて嬉しい。女子力のためでなく、誰かのために大人しくするためでもなく、ましてや金稼ぎのためでもない、そんなことのために手芸をやっているのではない。ビバ!自己満足!そんな励ましが聞こえた。2026/09/27

ちり

2
“で、あるならば、私はぜひとも誰かと手芸をしながら「楽しく」「無駄話もしながら」「高く売れそうもない自分のためだけもの」を「のんびり」作ることが、この社会のジェンダー構造へのアンチテーゼになるということを進言したい。私たちが、楽しく(男性中心社会の規範において)非生産的なことに没頭することは、「彼ら(=家父長制資本制社会を自らの意思で支えそれが最善だと信じる人びと)が一番嫌うことだから。そうすることで、もしかすると「私たち」の新しい価値を提示できるのではないだろうか”2026/10/07

onisam

1
もともと手芸は女性やマイノリティを黙らせる機能を持っていたのではないかという論点が興味深かった。自分の手で自分の好きなものを作ることは、自律性を回帰させると同時にある種の満足感を与えてしまう。一方で、大量生産大量消費の現代においては安価に買えるものをわざわざ時間とリソースをかけて作り出す「無駄な行為」である手芸は、男性中心的な資本主義のカウンターたりえるというのは納得。だからこそ手芸が低く評価されたり、安く買い叩かれたりする問題もあるのだが。手芸とジェンダーのさまざまな論点や事例が知れる良い本。2026/08/10

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