内容説明
世界には１２万種のハチがいます。巨大な巣、細長い巣、壷型の巣、ハチの巣にはいろいろなものがあります。巣を作らないハチたちもいます。自然界のなかで、ハチはどのような役割をもち、ほかの生物とどのような関係にあるのでしょうか。世界のハチとハチの巣とハチの生活を見てください。
目次
１ 華麗なるハチの世界へ―世界のハチとハチの巣（自然界の建築家たち；巣を作らないハチたち；美を競うハチたち）
２ ハチの生活（ハチって、なに？；ハチの生活―幼虫の食べ物と母バチの育児法；社会生活をするハチたち ほか）
３ ハチを調べる（ハチの調べ方；ハチを飼ってみよう、観察しよう；世界をリードした日本の三人のハチ研究者）
ハチの検索表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たくのみ
6
貴志祐介の『雀蜂』のつながりで読んでみました。高度な社会を持つもの、狩人として孤独に生きるもの、植物に寄生して生きるもの、実にさまざま。 ハチ8話というエッセイが楽しい。イチジクとともに暮らし、 中に閉じ込められて共生するイチジクコバチ。 今日の荒い種のセイヨウミツバチが、 またたく間に世界を席巻してしまったキラービー。アカバチ、シンコ、ヘボという名で、山国の食卓に上っていたハチたち。人間に欠かせない生物であることが実によくわかる一冊です。2014/03/14
miho
1
2004年7月発行の本。色んな種類のハチを紹介している。2019/12/06
orangepelican
0
ハチという生き物は身近にいる存在でありながら、文献類はあまり多くない。そんな中で、一般の人がハチのことを知ることができる本として貴重だと思います。ハチといっても、スズメバチのような恐れられる存在からミツバチのような人と密接にかかわる存在、狩りバチ、寄生バチ、労働寄生するハチ、ハナバチなどなど、多様であることが分かります。また、巻末に検索表が載っているのが素晴らしいです。一般向けと侮るなかれ、資料としても有用な本だと思います。2015/09/29
