内容説明
阪神大震災の犬や猫600匹を救った人!動物と暮らす英国人、在日30年の感動のエッセイ。
目次
1 箱船(アーク)に乗った動物たち―人生を変えた阪神大震災(被災した動物を救おう;悲劇に終わった善意 ほか)
2 どうして日本なの?―イギリスから日本へ、長い旅は続く(十代の頃の冒険旅行;運命の人との出合い ほか)
3 動物保護を考える―日本人とペット(大好きなポニーの思い出;大学時代の動物体験 ほか)
「アーク」を知ってください!(動物を愛し、動物の命を守る動物保護団体)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬都歩
2
阪神淡路大震災で被災し居場所を失った600匹の犬猫を救助した、動物保護施設を運営している日本在住イギリス人女性のエッセイ。とにかく日本は行政から民間に至るまで動物福祉の概念が著しく欠落していると、繰り返し嘆いておられます。私もそう思う。まあほぼ四半世紀前の本だから、日本も少しずつ向上してきてはいるはずだけど、まだまだ社会全体で見ると「しょせん動物」みたいな風潮があるからなぁ……。別に「欧米では」論者じゃないけど、イギリスは世界的にみても動物福祉のレベルが高い国だから、そういうところは見習いたいものです。2023/07/28