内容説明
“アウトドアライフ・ブーム”の仕掛け人が、自ら仕掛けたその罠にはまって17年と8ヵ月の「森の生活」がすぎた。「今だから話そう、本当のこと!」アウトドアライフの真意と嘘。その深い奥行きと、運命。また、カントリー・リビングの歓びと孤独と…。この本は、寡黙の自然派作家、田渕義雄にしか書けない、21世紀のための自然生活讃歌である。
目次
プロローグ アウトドアライフの彼方へ
雪原のアウトドア・パーティー
フライフィッシングの教え
昆虫採集と山への憧れ
みどり池への道、またはWalkers宣言
エベレストから来たネズミ
エレビアに会いに
神様のお花畑
焚火とデジャヴュ
小渋川の鉄砲水、それからアウトドア・アパレルについて
インディアン・ティピーの教え
スマートにやりな
ぼくのアメリカ、またっは呪術的体験としての貧乏旅行
ぼくの森の生活
都市生活逃亡者の告白
エデンに帰る
ターシャの教えとカントリー・リビング
冬へ
エピローグ 持続的快楽主義者からの伝言
著者等紹介
田渕義雄[タブチヨシオ]
東京生まれ。1982年、日本一標高の高い信州の山里に居を移して、都市生活逃亡者の先鞭をきる。以来、サステーナブル・ヘドニスト(持続的快楽主義者)を標榜しながら自給自足的田園生活を実践。孤立無援をおそれず自分らしく生きたいと願う人たちに幅広い人気を持つ自然派の作家であり、また園芸家、薪ストーブ研究家、家具制作者
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