出版社内容情報
ひとが心の中にもっている問題、もちつづける問題がある。
ひとの年齢というのは、ひとが心の中にもつ問題の数なのだ。
幼い子どもたちに話しかけて綴られたひらがなの詩から、大人になった子どもたちに人生の友人として贈った詩まで、20年間、子どもの成長とともに書きつがれた、詩人の父から子どもたちへの、物語としての45篇の詩。
内容説明
ひとの年齢というのは、ひとが心の中にもつ問題の数なのだ。幼い子どもたちに話しかけて綴られたひらがなの詩から、大人になった子どもたちに人生の友人として贈った詩まで、物語としての45篇の詩。時代を超えて読み継がれる不朽の名作が、オリジナル・デザインのまま復活。
目次
どんなむしがいるかな
ねむりのもりのはなし
七つのまちがい
アイということば
ハッピー・バースデイ
帽子から電話です
虫歯
滑り台
砂場
夏の物語―野球―
それは
モーニング・カップ
タンポポのサラダ
世界で一番おいしいパンケーキ
「吾輩は猫である」
忙中、猫あり
シマシマ模様の疑問符
キャベツのための祈り
神さまのエレベーター
パブロおじさんの思い出〔ほか〕
著者等紹介
長田弘[オサダヒロシ]
詩人。1939年福島市生。早稲田大学第一文学部卒業。毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞、講談社出版文化賞、詩歌文学館賞、三好達治賞、毎日芸術賞などを受賞。2015年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめぴょん
10
詩に触れることは実はあまりない。ことばに脈絡がなさそうで、でもそこに何か芯を感じる。決しておすすめ度は高くないが、たまにはこういう本もいい。以下は文中引用とミニ感想。 めをあけても なにもみえない はなが さけんでいた ひとは だまっていた つよいのは もろい もろいのが つよい(ねむりのもりのはなし より) 帽子から電話です より:おとなって、いまじぶんがなにをしたいのか、じぶんでわからないんだろうか。さびしい生き物だ。→そう。さびしい生き物なんだなあ。 ネコの話:ねこも、人間も、同じだ。自由とは、自分2025/05/30
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