それでも、安楽死の話をするのなら

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  • サイズ 46判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794974600
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0095

出版社内容情報

<わたしは安らかな死を迎えられるだろうか>
臨床経験から導き出された15の論点から、「安楽死」「終末期医療」「緩和ケア」について問い直す。
「日本人は生きる/死ぬをどう考えるべきなのか」という社会的な問題である安楽死制度をわかりやすく、かつ、徹底的に考える。

もし、未来に安楽死制度を作るならば、考えなければならないこととは――。
安楽死制度に対する反対派も賛成派も、どちらもが納得できる議論はどのように可能か。制度の設立・実施に慎重な立場を取る現役の緩和ケア医が、臨床経験と詳細な分析により、錯綜する問題の論点を整理し誰にでもわかりやすく解説する。

いずれは死を迎える、すべての人へ。

【目次】
はじめに:苦しみのすべてをゼロにできるのか
1:「死を選ぶ生き方」は正しい生き方か?
2:安楽死制度を求めていくために必要な3つの要素
3:安楽死と余命の関係
4:安楽死を行うのは誰か
5:個人的信条を安楽死制度の議論に持ち込まない
6:逆算で考える
7:子どもの安楽死は認められるか
8:緩和的鎮静は安楽死の代替となり得るか
9:間接的安楽死と終末期の鎮静
10:人生会議をすれば患者の尊厳は守られるのか
11:認知症と安楽死
12:すべり坂は止められるのか
13:それは実質安楽死の容認なのでは
14:分母を増やすのは無駄にならない
15:安楽死報道のあり方

内容説明

もし、未来に安楽死制度を作るならば、考えなければならないこととは―。安楽死制度に対する反対派も賛成派も、どちらもが納得できる議論はどのように可能か。制度の設立・実施に慎重な立場を取る現役の緩和ケア医が、臨床経験と詳細な分析により、錯綜する問題の論点を整理し誰にでもわかりやすく解説する。いずれは死を迎える、すべての人へ。

目次

「死を選ぶ生き方」は正しい生き方か?
安楽死制度を求めていくために必要な3つの要素
安楽死と余命の関係
安楽死を行うのは誰か
個人的信条を安楽死制度の議論に持ち込まない
逆算で考える
子どもの安楽死は認められるか
緩和的鎮静は安楽死の代替となり得るか
間接的安楽死と終末期の鎮静
人生会議をすれば患者の尊厳は守られるのか
認知症と安楽死
すべり坂は止められるのか
それは実質安楽死の容認なのでは
分母を増やすのは無駄にならない
安楽死報道のあり方

著者等紹介

西智弘[ニシトモヒロ]
川崎市立井田病院 医師/一般社団法人プラスケア代表理事。2005年、北海道大学卒。室蘭日鋼記念病院で家庭医療を中心に初期研修後、川崎市立井田病院で総合内科/緩和ケアを研修。その後2009年から栃木県立がんセンターにて腫瘍内科を研修。2012年から現職。現在は抗がん剤治療を中心に、緩和ケアチームや在宅診療にも関わる。一方で、一般社団法人プラスケアを2017年に立ち上げ代表理事に就任。「暮らしの保健室」や「社会的処方研究所」の運営を中心に、「病気になっても安心して暮らせるまち」をつくるために活動。日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エル・トポ

12
著者は現役の緩和ケア医。安楽死について語るなら、この本は読むべき。「安楽死についての議論は毎回その場限りで、賛成・反対とも炎上するだけで終わってしまい、まったく議論が進んでいない」との事実に基づき、議論を進めていくための問題点の具体的な洗い出しと、その方法についての案。 何の因果か読み始めたら91歳母が急遽入院。入院手続と共に読了。「本人の意思を尊重する」といっても「60歳の時の意思が80歳になった時と同じとは言えない」というくだりには納得。私個人としては「すべり坂」の危険性の方が大きいと結論。2025/06/12

kitten

11
図書館本。良書。安楽死に関して議論するなら、まずこの本を読んでからにしたほうがよい。不毛な議論しても何も進まないよ。西さん自体は中立らしいけど、気持ち的には賛成派じゃないかな。きちんと論点を整理していて分かりやすかった。夫婦別姓制度や同性婚にも触れていて、この辺を建設的に議論できないのなら、安楽死制度なんてもっと無理だろう、と。むしろ、医師を切り離すべきというアイデアにはびっくり。じゃあ、誰ができるんだ?って思うけど。2025/06/03

チェアー

6
安楽死の大前提は本人の同意だ。強い意向だ。人間の自由は死ぬことには及ばないのだろうか。死ぬ事は生きることの最大のイベントではないか。それを自分の意思で選べないのは不自然な気もする。 2025/05/14

papacy

6
【安楽死は人権問題】プラスケア代表理事で医師による安楽死の深い洞察の書。著者は現時点では安楽死の法制化に否定的。日本社会は安楽死制度を運用できるほど成熟しておらず、緩和ケアが充実しないと死を早めてしまうだけだと。数年毎にドキュメンタリ番組で上がっては消えてゆく安楽死。議論に不向きな日本人の特性もあるが、いつまでも議論が深まらない。肉体的/精神的苦痛、役割の喪失、余命/疾病/年齢要件の適用も簡単ではない。自発的飲食中止(VSED)による自死は安らかではない。まずは、安楽死に向き合う人のすそ野を広げるべきだと2025/04/20

Go Extreme

1
議論の前提:未来の制度設計 必要な人の存在 実現可能性 具体的提案 制度設計の議論 社会的影響:公的肯定の影響 国民的議論 生死観の多様性 苦しみの理解 生きる価値の再考 緩和ケア:発展と均てん化 アクセス確保 制度導入との関係 充実の必要性 痛みの管理 医療と権利:医療の民主化 患者意思の尊重 法的枠組み 認知症患者の意思表示 生命の選択権 経済と倫理:経済負担 優生思想の懸念 倫理的視点 価値観の多様性 生命の尊厳 未来への提言:情報提供 合意形成 社会的理解 制度改善の優先 国民的議論2025/03/09

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